衣食足りて礼節を知る

トップが精神論を振りかざしているような組織は早晩崩壊する。それは旧日本軍と同じだ。「衣食足りて礼節を知る」と言うとおり、精神的余裕*1を得るためには物質的充足*2が必要条件である。精神を鼓舞することによってリソース不足をカバーすることは*本質的に*不可能だ。ある程度はできる(ように見える)かもしれないが、両者は次元が異なるから決して互いに埋め合わせることはできず、実は精神を鼓舞することによって精神を削り取っているにすぎない。
もうひとつ。「過去の成功体験にしがみつくな」と言いながら「組織再生プロジェクト」を立ち上げるトップを君はどう思う? それは組織を元に戻そうとしているんじゃないのか? 再生ではなく新築が必要だと思う奴はおらんのか?
沈没する前に海を渡って逃げるべきだ。目指せ「料理人的プログラマ」!

*1:満足感、誇り、向上心、 etc.

*2:道具、時間、仲間、 etc.