キャベツって辛いよね

生のニンジンも辛いよね。
って話をすると必ず「何言ってんだこの人は」的なツッコミを食らうのが面白くてもはや持ちネタ化してるほど辛いものがダメな私ですが、べつに冗談で言ってるつもりはないのです。生のキャベツが辛いのはワサビやマスタードと同じイソチオシアネート系の化合物が含まれているからで、辛味を感じない人が鈍感なだけ。でもニンジンは文献をあさってもよくわからない。で、最近思うのは、どうやら自分は「辛い」という言葉を人とは違う意味で使ってるんじゃないかと。私は「咽喉〜食道の粘膜に対して刺激が強い」という意味で「辛い」と言うのに対して、多くの人は「舌が痛い」という意味で「辛い」と言ってるようが気がするのです。
言語の獲得過程においては感覚刺激と教育者の発話が関連づけられます。大根おろしを食べ(させられ)ながら「これは辛いね」と言われたとき、舌に対する刺激よりも喉に対する刺激の方がはるかに強かったら、「喉に対する刺激=辛い」という言語獲得が行われても不思議はないでしょう。そして実際、私は舌の神経も人一倍敏感ですが、喉はそれよりもさらに数倍敏感なようです。これは固体や液体に限った話ではなく、気体であってもタバコの煙やある種の香水は同じように「辛い」です。
ことほどさように、言語と感覚の関連づけは十人十色です。それはそれで人間らしいじゃないかと思う一方、実際問題として友人と一緒に食べ物屋さんを探すときなどは少々不便です。というわけで、私の言う「辛い」を的確に表す語を募集します。
これを読んでる標準語話者の皆さん、あなたは喉に対する刺激を何と表現しますか?