陸マイラーへの道は険しいの? (2)

(前回の続き)キーワードは「クレジットカード」「電子マネー」「ポイント還元」…というわけで、まずは情報収集から。出発点として次の文献がわかりやすい。

これによると、この業界は「Suica - JAL 陣営」と「Edy - ANA 陣営」にはっきり分かれているらしい。 Yahoo!ビックカメラSuica 陣営、楽天ヨドバシカメラEdy 陣営だ。よって、 Suica 陣営のカードと Edy 陣営のカードを1枚ずつ持っていれば、片方に囲い込まれることなく両方のうまみを吸うことができるだろう。

Edy 陣営の情報

このほかにもググればゴマンとヒットするのだが、いかんせん情報の S/N 比が低い。ポイント厨やマイル厨といった(比較的純真な)人たちに加え、大量のアフィ厨が低レベルな解説サイトを書き殴って SEO に興じているようだ。どうも情報商材界隈と同じ匂いがして嫌な感じ…。
質より量であちこちのサイトを斜め読みしまくった結果、 Edy 厨のあいだではポイントバブルの崩壊が騒がれていることがわかった。クレジットカードから Edy にチャージしたときポイントが付与される制度が最近になって続々と廃止されつつあるとのこと。その遠因は貸金業法の改正でグレーゾーン金利が取れなくなりクレジット会社が苦しくなったからだとか*1。てことは、発行会社が利息を主な収入源としてるようなカードは避けた方がいいのかな。

Suica 陣営の情報

こちらは Edy 界隈ほどアフィ厨が多くない、ような気がする。
モバイル Suica の導入を前提とすると、年会費無料なのはビューカードしかないので、あまり多くの情報を漁る必要はない。中でもビックカメラ Suica カードは特にライトユーザーに優しい制度になってるようだ。

業界一般の情報

要はポイント原資がどこから出てるかを見抜くことがキモなわけですな。ポイントは加盟店から取る手数料の一部をユーザーに還元してるんであって、普通に経営すれば 0.5% ぐらいになる。そこからどれだけ上乗せできるかはカード会社の企業努力というか、別の事業でどれだけ利益が出てるかにかかっていると。つまり、発行母体の会社がばらまき戦略を採っていて、かつ、ばらまきを安定的に続けるだけの体力があるところが理想的。まぁ未来のことはわからないけどね。