Amazon 出品戦略

Amazon マーケットプレイスで 70 冊出品し、うち 20 冊売った。だいたい様子が掴めてきたところで、ちょっと戦略を見直してみようか。
今は↓こんなワークシートで出品価格を計算している。

この例では、160 円のクロネコメール便で送れる原価 630 円の本 (定価で買った) を売ろうとしている。200 円の手取り収入を得たければ、売価を 318 円に設定すればよい。このとき買い手が払うのは 568 円で、新品に比べ 62 円安く買えることになる。売価が 380 円を超えると新品を買った方が安くなるので、何らかのプレミアが付かない限り、中古品としての上限価格は 380 円である。そこで売価を 350 円に設定した場合、売り手の手取り収入は 227 円、原価との差は -403 円となる。
今は Amazon の在庫状況や他の出品者の価格を見つつポチポチと試算して出品価格を決めているわけだが、こんな仕事はエージェントに任せてしまいたい。Amazon に出品してる大手の古本屋は自動出品システムを使ってるはずなので、この手のエージェントはすでにあるはず…。ざっと調べたところ、渥美裕人さん (@hiroto_atsumi) の一味がこの業界ではパイオニアのようだ。

このうち AMTS-PREMIUM には 価格改定機能 というのがあって、市場価格に応じて自動的に出品価格を見直すことができる。出品時の価格決定も同じ基準に従って自動化できるようだ。
一方、われわれ素人は個々の本に内的価値を認めるので、単純に外的価値=市場原理だけに基づいて売り値を決めることはできない。内的価値というのは例えば、その本に対する思い入れとか、将来読み返す可能性とかを含めた、主観的な残存価額である。これをパラメータとして考慮に入れた出品価格提案アルゴリズムが素人には必要だ。
ちょっと考えてみよう。

最低価格 = 「収入 == 残存価額」となるような出品価格
if 新品の在庫がある
	中古品としての上限価格 = 新品価格 - 手数料
	市場価格 = min(他の出品者の最安値, 中古品としての上限価格)
else
	市場価格 = 他の出品者の最安値
end
出品価格 = max(最低価格, 市場価格)

うーーん、これでいいのかな?