フレッツ光ネクスト導入記 (2)

前回から続く。
NTT東日本 東京代理店受付センタから電話きた。

代理店受付センタ:「フレッツ光をお申し込みいただきありがとうございます。工事日程の打ち合わせをさせていただきます」
私:(お、早いな)「工事の話に入る前に、ひかり電話について確認したいんですが」
代:「はい」
私:「ひかり電話対応ルータの後ろに、通常の電話機ではなくビジネスホンをつないで使おうと思ってるんですよ」
代:「ビジネスホンですか。どちらの機種ですか?」
私:「NTTの“E/VS シリーズ”です。1990年製の」
代:「対応しているかどうかお調べしますので少々お待ちください」
私:(対応しているかって…アナログ接続で使えないわけないだろ)
代:「お待たせしました。こちらの機種はひかり電話には対応していないですね」
私:(んなわけあるか!)「対応していない、というのはどういう意味でしょう? アナログ電話として接続しても、何か問題があって通話や発着信ができないということですか?」
代:「えーっと、少々お待ちください」
私:(…)
代:「お待たせしました。やはり、“E/VS シリーズ”はかなり古い機種になりますので、ひかり電話には対応しておりません。申し訳ありませんが新しい機種に取り替えていただくことに…」
私:「んがーー。技術的な話を伺いたいんですけどそちらでは難しいようなので、専門の窓口を教えてください」
代:「それでは、お手数ですが 0570-070-413 へおかけください」

NTT東日本 通信機器お取扱相談センタに電話した。

私:「ひかり電話についてお尋ねしてもいいですか」
通信機器お取扱相談センタ:「はい、どうぞ」
私:「ルータの後ろにビジネスホン“E/VS シリーズ”をつないで使いたいと考えてるんですが、代理店受付センタの方に聞いたら『対応してない』と言われたんで、んなわけあるかと」
通:「“E/VS シリーズ”ですか。少々お待ちください」
私:(ここでも資料がすぐ出てこないぐらい古い機種なんだな…)
通:「お待たせしました。おっしゃるように、ビジネスホン“E/VS シリーズ”はひかり電話には対応してないですね」
私:「…その『対応してない』というのは、アナログインターフェイス同士であってもプロトコルが違って通信できないということですか?」
通:「実際のところ、ひかり電話と“E/VS シリーズ”の組み合わせは当方の動作確認リストに載っていないんですよ。ですから、この組み合わせでひかり電話をお使いいただくのは難しいと…」
私:「『難しい』!?」
通:「ええ、難しいとしか……(汗)」
私:(ははん、立場上『使えます』とは言えないんだな)「わかりました。じゃあ動作についてはこちらで責任を持つということで、設置させてもらいます」
通:「あ、ありがとうございます!!!」

ったく、ジャンク屋で買い物してるんじゃあるまいし、なんで客がリスク取らにゃならんのだ。さらに話は続く。

私:「ところで、マイナンバーを使うと5番号まで鳴り分けできると書いてありますよね」
通:「はい」
私:「これって、ビジネスホンで2番号、ファックスで1番号、計3番号という使い方はできるんでしょうか」
通:「えーーっと……、はい、できます。できますが、ルータのアナログポートは2個しかありません」
私:「ですよねぇ。ということは、3番号以上使うときはルータが2台になるんですか?」
通:「いや、そんなことは……、ないです」
私:「じゃあ電話機側で着信番号を識別するんですか? 『ダイヤルイン対応の電話機を使えば鳴り分けできるよ』みたいな」
通:「いえ、ルータの機能としては単純に、番号に応じてどちらのポートに着信させるかの設定ができるだけです」
私:「えー? じゃあ鳴り分けはどうやって実現されるんです?」
通:「えーーーーーーーーっと……(汗)」

この後何周かの堂々巡りをしたあげく、どうやら「同じポートへの着信は、番号が違っても区別できない」という結論に到達。なぁぁぁんだ、そーゆーことならそうと言ってよ……。
代理店受付センタの営業時間を過ぎてしまったので今日はここまで。
次回へ続く。