Truly Ergonomic Keyboard ついに完成?
出る出る詐欺も久しい The Truly Erogonomic Keyboard の実物がどうやら完成したようだ。
http://www.trulyergonomic.com/
ほっほう、そこに Backspace を持ってきたか! 「Space は両親指で打てなきゃダメ」という英語キーボード厨のワガママと、「Backspace こそ親指で打てなきゃダメ」という Erase-Ease の信念を見事に両立しましたな!!
そして中央に Delete, Tab, Enter が並ぶのは μTRON ゆずりか。経験上、これらを人差指で打つのは実に合理的で違和感がない。TEK も最初の頃は Enter が右端にあったりして迷走してたけど、最終的にあるべきところに辿り着いてよかったよかった。
Shift は残念ながら小指だけど、この位置なら OADG キーボードからの乗り換え組も違和感が少なく、かつ大幅に押しやすくなるからインパクトでかいでしょうね。いい判断だと思います。
総合的に見てこれは *買い* ですよ。ちゃんと生産されて納品実績ができたら私も買います。(ヘタレ
*1:画像は転載させていただきました
高品位? キーボード・トラックボールまとめ
相次ぐ引っ越しにともない、身寄りを失ったキーボードたちの処遇が問題となっている。
私は2010年度、神保町・すずかけ台・青山の3キャンパスを活動拠点とし、各拠点に自前のキーボードとトラックボールを配備していたが、今日までにすずかけ台キャンパスで机を、青山キャンパスで籍を、それぞれ失った。このため、すずかけ台に配備していた Libertouch FKB8540-052/B と Orbit Trackball with Scroll Ring 72337、ならびに青山に配備していた Happy Hacking Keyboard Professional JP 墨 PD-KB420B と SlimBlade Trackball 72327 を引き揚げることとなった。一方、神保町キャンパスには Apple Keyboard (JIS) MB869J/A*1 と Trackman Marble TM-150 が、自宅には μTRON キーボード と Cordless Optical TrackMan TM-400 がすでに配備されている。そこで、これらのキーボードとトラックボールを今後どのように利用するかを検討しよう。
これらのキーボードはいずれも高品位を謳っている製品であり、それぞれの設計思想をきちんと体現していると言える。その意味で、安いだけのメーカー標準品やアイディア倒れのイロモノとは一線を画する。一方で、すべての製品が何らかの欠点を抱えているのも事実である。すなわち、厚すぎる、左右非対称、スペースキー長すぎ、などである。各キーボードの長所と短所をまとめると次のようになる。
左右対称 | × | × | × | ◎ |
---|---|---|---|---|
親指活用 | × | ○ | ○ | ◎ |
キータッチ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
薄さ | ◎ | × | × | × |
価格 | 5k | 16k | 21k | 50k |
トラックボールも同様に、品質や操作性に定評のある製品ばかりではあるが、パーフェクトな製品は存在しない。各トラックボールの長所と短所は次のとおり。
左右対称 | ◎ | × | ◎ | ◎ |
---|---|---|---|---|
手にフィット | ◎ | ◎ | × | × |
スクロール | ―*2 | ◎ | △*3 | ○*4 |
信頼性 | ◎ | ×*5 | ◎ | ◎ |
価格 | 3k | 7k | 5k | 14k |
この中から2台ずつを稼働させるとしたら、どうするか? 私はやはり、キーボードは静電容量式の HHKB Pro JP と μTRON を、トラックボールはロジクール製の TM-150 と TM-400 を採用したい。言い換えれば、Apple Keyboard は薄い以外に取り柄なし、Libertouch は図体がでかくて中途半端、ケンジントン製のトラックボールは人間工学的に問題外、というのが私の結論だ。
願わくば欠点のないパーフェクトな製品の登場を期待したいところだが……、あれっ? そういえば TrulyErgonomic はどうなった??
貸出受付中
Libertouch、Orbit、SlimBlade を使ってみたい人はメールください。貸します。
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Phase 20a
経緯
6 月に Apple Keyboard を勢いで買ってしまったんですよ。もちろん Windows で使うために。そしたら…
- スペースキー両隣の [英数] [かな] は keydown イベントしか発生しない = keyup を検知できない = モディファイヤとして使えない!
- 右上隅の [Eject], カーソルキー左隣の [Fn] はスキャンコードを発行しない = まったく使えない!
…ってことは何だ、全体としてこいつは 77 キーしか使えないうえに、親指領域でモディファイヤとして使えるキーが、スペースキーを含めても 4 個しかないだと!?*1
http://www.apple.com/jp/keyboard/
こいつめ、どうしてくれようか……。
機能要件
- IME 操作はモディファイヤ化しない。IME 操作のモディファイヤ化は、Phase 16b でそれなりにうまくいっていたとはいえ誤打率は決して低くなかったし、親指の打ちやすい位置に専用のモディファイヤキーが必要になるので Apple Keyboard ではとても採用できない。
- IME on と IME off は、あくまで別個のキーとする。同じキーで on/off をトグルさせれば全体としてキー数を減らせるが、現在のモードに応じて操作の要否を判断する作業は思考負荷が高すぎてもはや受け入れられない。
- 英文入力時、文字としてのスペースは keydown で入力されてほしい。もし [Space] をワンショットモディファイヤとするのであれば、それとは別に英文用として単独の [Space] が欲しい。
- [BackSpace] は単独キーとする。
- ウィンドウを閉じる (Alt+[F4]) は単独キーとする。
- 外付テンキーをファンクションキーとして使う。
設計
いままでの設計では次のキーを親指領域に配置していたが、Apple Keyboard でこれらをすべて親指に配置することは不可能だ。使用頻度の低いキーを追い出すしかない。
- モディファイヤ
- 左[Win], 左[Alt], [Mod1], 右[Shift], 右[Win], 右[Ctrl]
- 非モディファイヤ
- [BackSpace], [Space], [IME off], [IME on], [変換], [確定]
このうち [Win], [Alt], [Mod1] は機能的に必須、 [BackSpace], [Space], [変換], [確定] は使用頻度があまりに高いため、いずれも親指にしか配置できない。となると、[IME off], [IME on] をどうにかして追い出すしかなさそうだ。
- 案 1
- 左[Shift], 左[Ctrl] をワンショットモディファイヤ化して、左[Shift] 単打を IME off, 左[Ctrl] 単打を IME on とする。
- 案 2
- Mod1+文字キー に割り当てる。例えば Mod1+[ W ] を IME off、Mod1+[ E ] を IME on とする。
案 1 は Phase 20 として 2 か月ほど試してみた。結果、使えることは使えるが、マウスとの併用に支障をきたしたり*2、和英交じり文入力時に左小指がこんがらがったりして、あまりスマートな設計とは思われなかった。そこで、Phase 20a として案 2 を実装することにした。
TrulyErgonomic
TrulyErgonomic.com - the only Truly Ergonomic Computer Keyboard on the planet
*1
heartkeys 製品化キター!?
564 名前:スマボ厨[sage] 投稿日:2010/03/31(水) 13:20:43 id:TGhPk3qt
http://www.trulyergonomic.com/スゲーの発見した。
2010 Q2発売予定だって。価格にもよるが、これ大本命でしょ。
565 名前:不明なデバイスさん[sage] 投稿日:2010/03/31(水) 14:21:18 ID:0jadKunO
スペース下にキーを増設していないのは評価できる・・・
これが親指シフトとかだと(ry566 名前:不明なデバイスさん[] 投稿日:2010/03/31(水) 20:38:18 ID:2NxjA6Kx
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/hard/1236943157/564-
>>564
単純なハの字じゃなくて、中指列ほど高くしてあるのはいいな
欲をいえば筐体形状をTRONみたく立体的にしてほしい
2万までなら買うけど、それ以上ならKINESIS買っちゃうかなー
これは価格にかかわらず大本命だな。ただしスイッチの品質次第で駄作にもなりうる諸刃の剣。
*1:写真は転載させていただきました
コンパクトなタッチパッド付キーボード『Rii Mini Wireless Keyboard』がちょっと欲しいな
IDEA*IDEA さんより。
http://www.ideaxidea.com/archives/2010/03/rii_mini.html
うーん、これはどうなんだ、どうなんだ…。