2000年代の椅子を買いますよ
一昨年「2000年代の椅子が欲しい」を書いたとき、自宅への投資は意味がなかった。しかし、今や自宅への投資は大きな意味を持つ。いつまでもウレタンのへたったコクヨの椅子に座っている理由はない。というわけで新しいワーキングチェアの購入が閣議決定され、具体的な機種選定に入った。
予算
- 定価 10万〜15万
- 売価 8万〜13万程度
ユーザー
- 身長 165cm
- 体重 50kg
使い方
- パソコン用。後傾姿勢がメイン。いすの上であぐらをかくことが多い。
- リラックスした姿勢、正座や横座りなどイレギュラーな姿勢でも強い不快感(骨に当たって痛いなど)を感じないこと。
仕様
- 座面
- クッション。メッシュはNG.
- 背面
- ハイバック。腰椎をしっかりサポートするもの。なるべくクッション。メッシュはいまいち。
- アームレスト
- 必要。机の下に潜らせるため、座面から 16cm 程度まで下げられること。内側に90度程度まで回転できること。あぐらをかいたとき支柱が太腿に当たらないこと。
- ヘッドレスト
- 必要。
- コートハンガー
- 不要。
- 表面仕上げ
- こだわらない。安い仕様でよい。
これに当てはまるのは国産だとイトーキのスピーナとレビーノ、オカムラのエルシオとバロン、コクヨのアガタといったところだろう。 ワーキングチェア総合スレッド Wiki が参考になる。とはいえ、椅子のような身体インターフェイス機器は自分の体で試してみないことには何もわからないので、名刺*1を持って大塚家具ショールームに突撃してきた!
- スピーナ
- 座ると座面がかなり沈み込み、相対的にアームレストが高くなりすぎる。背もたれのリブ形状はイレギュラーな姿勢だと痛い。クロスバックの展示機がなかったのが残念。
- レビーノ
- アームレストが座面から 21cm までしか下げられない。ヘッドレストは可動範囲が大きく実用的。ランバーサポートの調節は、たしかにあるといいかも。背裏のデザインがいまいち気に入らず。
- コンテッサ
- 座面クッション仕様があるとは知らなかった。バロンに比べ座面が広く、ゆったりしたリラックス向き?の設計。操作レバーがワイヤーを介してアームレスト先端に付いてるのは故障要因な気も。ヘッドレストは小さすぎ、ない方がまし。ランバーサポートはゲルが入ってるのか?柔らかくて快適。
- バロン
- コンテッサに比べ座面がフラットで四角い印象。アームレストが座面から 14cm まで下げられるのは特筆もの。ヘッドレストは大きくて実用的。ランバーサポートは硬くていまいち、なくてもいい感じ。メッシュの背もたれはイレギュラーな姿勢のとき不快に感じるかなーと思ってたけど、試した限りでは特に問題ないようだった。
- エルシオ
- 試乗機がなかった。ちぇっ。カタログによると、アームレストは座面から 16cm まで下げられる。一昨年、この椅子に8時間座りっぱなしで疲れなかった実績あり。そのときの記憶では重厚でしっかりした印象だった。
さんざん試した末の結論としては一昨年と同じ、「バロンでいいんじゃね?」。…なんだけど、やっぱもう一度エルシオに座って、バロンと比べてから決めたいなぁ。もうこの勢いで 赤坂のショールーム にも行ってくるか!