Subversion レポジトリを Google Code へ移行
デスクトップマシンに置いてみたり USB メモリに置いてみたり研究室マシンに置いてみたり自宅サーバに置いてみたりとなかなか居場所が定まらなかった個人用レポジトリをついに Google Code へ移行した。実は前から Google Code が単なるレポジトリとして使えそうだとは思ってたんだけど、公開目的じゃないものを置くのは用途外利用な気がして躊躇していた。しかし先日 GMailFS なるものがあることを知って「これはひどい。これに比べりゃ Google Code にバックアップを置くなんて全然 OK だろ」と思い直した次第。
さて実際に使ってみると、インターネットと TortoiseSVN さえあればどこからでもアクセスできるというメリットは下記のデメリットを補って余りある。とくに複数マシン間で同期したいファイルの置き場所としては良いんじゃないかと。デメリットは次のとおり。
- 速度の問題。ログイン処理には時間がかかるし転送速度もローカルレポジトリとは比べものにならない。
- 容量の問題。具体的な制限値は書いてないようだが、写真をボコボコ放り込むような使い方はできないだろう。
- ライセンスとプライバシーの問題。レポジトリの中身はオープンソースであることが前提なので、他人の著作物や個人情報をアップロードするのはまずかろう。
- 意義の問題。単に複数マシン間で同期したいだけならバージョン管理や配布機能は不要。
私が扱うファイルに当てはめて考えると…
容量 | ライセンス | プライバシー | 意義 | ||
---|---|---|---|---|---|
(a) | 秀丸マクロ | ○ | △ | ○ | ○ |
(b) | AutoHotkey スクリプト | ○ | △ | ○ | ○ |
(c) | ATOK ユーザ辞書類 | ○ | ○ | △ | △ |
(d) | Firefox プロファイル | ○ | ○ | △ | △ |
(e) | ウェブサイト | × | ○ | × | ○ |
(f) | 研究資料・参考文献 | △ | × | × | ○ |
(a) と (b) ほとんど自分で書いたものだしバージョン管理も欲しいので Google Code の目的に合致しているが、他人が書いたものはライセンスが微妙。(c) と (d) はバージョン管理も公開も不要だけど機微な個人情報が含まれるわけでもないので、 Google Code でもまあいいか。(e) は写真が大量にあって量的に無理なだけでなく、.ht* とかもあるのでセキュリティ的に公開できない。(f) は他人の著作物が含まれるからムリポ。
というわけで、 (e) と (f) をどうにか複数マシン間で共有する術を募集中です。